電話をするのにアポが必要 これってニューノーマル?

2022.07.14

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昨今、私のビジネスエチケット面において、電話するのにアポイントが必要という新しい常識が定着化しています。私個人でいえば、あまりにそういうやり取りが増えて、いつの間にか自分の中に「電話するアポを取らなきゃ!」という意識がいつの間にか一本芯をもって立っていたという感じです。

で、果たしてそれは、新型コロナウイルス感染症の流行蔓延と符合するのかしないのか・・? つまりは、テレワーク常態化と関係あるのかな? など、ぼやっと自分に照らして分析していたのですが、それがいかにピントがずれている視点だったのかということに、この記事を書くことによって気づきました。

念のために、もう一度! 

「電話でアポイントを取る」ではなくて、

「電話するのにアポイントを取る」という話です。

「明日お電話したいのですが、都合のよい時間帯はございますか?」

このやり取り、私のイメージではそれでもやっぱりコロナで増えたんだと思うんです。

そもそも基本的に電話とはかかってくるものであって、その都度社内の誰かがとって、「●●さーん、3番に■■さんからお電話でーす」とか、内線が鳴って「●●さーん・・・」のやり取りがあってつながるもの。そう、こちらの都合なしにかかってくるものだったんです。

そのうえで、今は不在で戻りは何時、みたいなステップを経て、「その時またかけます」みたいな仮電話アポみたいなものはあったと思うんです。

その常識が以下のように変化したというのが私の仮説でした

①テレワークが当たり前になって、周囲に同僚がいない

②邪魔の入りにくい環境で仕事をすることになって、自分のリズムで仕事をできるようになって、突然かかってくる電話に対する意識が変わる

③意識が変わった人が増えたことによって、電話アポの常識化が起こる

こんな感じだったわけですが・・・・

  • なんで営業畑っぽい人って「思いついたら今すぐ電話」があんなに好きなんだろう。素直にメール打てばいいのに…
  • メールするのが楽か、電話するのが楽かは人によって違うだろうけど、少なくとも電話された側は、突然、時間と集中と脳内短期キャッシュを奪われる。電話するならまず先にメールでアポを取るべき
  • 電話をかける側は「突然相手の時間を奪っている」ということをそろそろ自覚すべき。突然訪問してるのと何ら変わりないよ。連絡手段が電話しかなかった時代の古い慣習をそろそろ改めて、電話する際には事前にメールでアポを取っておくのが常識の世の中になればいいのにな

こんな意見があふれてるサイトを見つけてしまったのです。しかも、なんと書き込みは12年も前の2010年9月なのです。賛同する人、そうでもない人いろいろとおりますが、私がのんきに電話アポ(笑) と思っていた10年以上も前から、こういう意識があり、問題としてしっかり顕在化されていたというわけです。

コロナと関係するのでは(`・ω・´)キリッ

このような冒頭に述べた分析がいかに、ピントずれてるやん、だったかを思い知ったわけです。

それでも電話はかかってくるもの

私の周囲の人間に聞いてみたところ、若干ですが、「電話にアポなんぞいるか」という非アポ派のほうが優勢でした。しかし関係性によって、判断するという声が非常に多くなっていました。

またもう一つのポイントとして、有効なメール以外の連絡手段が大幅に増えたことも挙げられます。携帯のメッセージにチャットワークやマイクロソフトチームス、メッセンジャーや、LINEなど、テキストメッセージを瞬時に送れる非常にシンプルなコミュニケーションツールがあることで、電話自体の回数が減ってきたことも挙げられます。

「今電話していいですか?」

とうメッセージを送ったことがある方、ほとんどだと思います。電話にでてもらった後で「今電話いいですか?」と聞くのを、メッセージ上で行えるようになっているのです。

こうしたツールの進化の面からも、電話アポはあきらかに常識化に向かっているのではないかと思います。

皆さんはどうでしょう?

アンケート、よろしくお願いいたします!

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSegmhAw_bMNEsnNbLw7HbID742mGrKW4gAjrKGdPDTgO7tMeA/viewform?usp=sf_link

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この記事を書いた人

(NCL)高橋健

株式会社コミュニケーションズ・イン 代表取締役。雑誌編集、書籍編集から社内報編集者に転身し18年社内報を作り続ける。「読まれない社内報はゴミを刷ってるのと同じ!」という過激なポリシーのもの、徹底した読者目線重視の社内報制作を提案・実践し、一部の企業社内報担当からは面白がられ、一部の企業社内報担当からは煙たがられる。社内コミュニケーション改善にも乗り出し、研修、SNS戦略提案と運用にも乗り出している。「役に立とうとしている会社と人の役に立ちたい!」がモットー。

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