「子どもにとっていいこと」は大体「大人にとってもいい」
2023.07.23
子育てって、普通子どもの成長のために親がコストとエネルギーをかけて育てること、ですよね。
だから「子どものために」するものだっていう意識が強いと思いますが、実は「子どものとっていいこと」は「大人にとってもいいこと」だったりするんです。
例えば、夜早めに寝てしっかり睡眠を取るようにしたり、日中はなるべく外遊びをさせたり、絵本などの読み聞かせをしたり、バランスのいい食事を心掛けたり。これって、全部親にとっても大事なことですよね。
よく寝ることが健康にいいのは当然ですが、食事もなるべく高タンパク質で、ごはんも野菜も果物もバランスよく食べたほうがいいし、外で運動することが体にいいのも間違いありません。
また、「子どもをなるべく自然のあるところで育てたい」と思う人は多いことでしょうが、これもそのまま大人にとっても「森林浴」としてストレス軽減効果があるのはよく知られるところです。
ほかに私が大事にしているのは「子どもの話をよく聞くこと」「抱っこなどのスキンシップをすること」「子どもに対して大切な存在であることを伝えること」などですが、これなんかそのままパートナーに同じようにすれば、良好な夫婦関係につながることは間違いありません。
私自身、子どもが生まれてから生活習慣や健康に対する意識が見違えるように変わったなと思っていますし、家族のコミュニケーションを意識することでとても幸福感を覚えるようになったと思います。
「子育ては親育て」とも言います。本来の意味は上記と少し違うかもしれませんが、私はまさに子育てを通して人生を見直し、自分自身を育て直す機会を得たと思っています。
この記事を書いた人
田中 裕康(NCL)
編集者。ライフハッカー[日本版]副編集長。週刊誌記者などを経て、2013年に日経BPコンサルティングに入社。17年から日経BPに出向し、日経xwoman編集部(DUAL、doors)に所属。21年に退社、メディアジーンに入社。公務員の妻と2人の娘の4人家族。洗濯や掃除、子どもの外遊びなどは主に担っているものの、料理だけは完全に妻頼り。